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2017年7月21日の大崎裕史の今日の一杯

秋田県大仙市

ラーメンブロガーが7年前に「日本一の花火の街・大曲」にラーメン店を持った。ここは秋田新幹線も止まり、ここから秋田までは逆向きに走るというポイントとなる駅だ。
店主は「とみ田」(松戸)の味に憧れ、同様の濃厚豚骨魚介系を提供。インスパイア、とまでは言えないが「つけめん」880円の濃厚スープは粘度も高くおいしい。一方、人気の「塩ラーメン」780円はつけめんほどの濃厚さではないが、食べやすくした感じ。それでもかなり濃い方だと思う。こちらは新鮮な印象で面白い。ちなみに基本の中華そば(あっさり系)は580円と安価で提供。ラーメン700円は丸鶏と豚骨を使った白濁スープ。
7時から10時半まで朝ラーも提供しており、大曲地区のラーメン文化を引っ張っている。また、数軒隣の「自家製麺佐藤」も同店の経営でこちらで提供している「太麺中華」はケンちゃんラーメンインスパイアで極太縮れ麺に背脂煮干し醤油。煮干し中華はパッと見、濃厚煮干しに見えるが、混ぜると奥にあっさり煮干しスープがあり、濃厚とあっさりのいいとこどり。面白い落としどころだ。両店共に元食べ歩き側のラーメンマニアだったからこそのニーズに応えたお店と言える。

お店データ

麺屋 十郎兵衛

秋田県大仙市大曲上栄町14-14 B3
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。