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2017年4月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都豊島区目白

駅のホームからも見えそうな位置にある駅近店舗。駅を出てからのすぐ近くの階段が廃止になって、少し遠回りになったが駅からの直線距離はRDBで79m。ちょっとわかりにくいところにあるのと外観からはそこにラーメン店があるとわからないこと、マスコミの取材拒否店であることなどから、意外と知られてない。それでもこの日は昼過ぎで5人待ち。

昭和22年、新宿思い出横丁に創業した老舗。火事で移転してこの地にオープンしたのが2007年。戦後のすさんだ心に潤いを、ということで「三角くじ」からこの店名がついたそう。「さんかく」は商標登録済み。携帯電話使用禁止。子連れ不可。

創業60年以上の超が付く老舗だが三代目になり、移転も含めて古さを感じさせない。ラーメンの味はというと、「老舗」と聞いて食べると昔懐かしい、動物系清湯で化調が効いたラーメンなのだが、店内が和風のオシャレな内装、そして清潔感があるので新しさを感じる。ひと頃の「げんこつ屋」みたいな感じ。

ワンタン麺千円を注文。後払い制で女将さんの接客が心地良い。
麺がぷりっぷりの太麺で、啜る時、及び口に入った時のその麺の暴れ具合が心地良い。肩ロースのチャーシューもワンタンも実においしい。特にワンタンは具沢山で噛むと中から肉汁スープが出てくる。盛り付けも綺麗で丁寧。このあたりは三代目の所作であろう。

私のような年齢の人には懐かしく、たまに食べたくなる味。しかし、若い人にも受けており、幅広い層に人気。この日も女子高生二人組みが来ていた。

お店データ

さんかく

東京都豊島区目白3-2-14(目白)

昭和22年創業の老舗。新宿西口から移転してこの地に。戦後のすさんだ心に潤いを、ということで「三角くじ」からこの店名がついたそう。しょうがを効かせた醤油ラーメン。携帯電話使用禁止。子連れ不可。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。